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68年間株式に向き合うデイトレーダーが、非常識な損切り観と柔軟な投資スタイルで成功する秘訣を語る。

(出典 Pixabay:kschneider2991)


損切り(そんぎり、ロスカット、英: cut loss)は、含み損が生じている投資商品を見切り売りして損失額を確定すること。 株式や先物取引、外国為替証拠金取引(FX)など相場や、不動産投資などの用語として用いられる。 投資の後に評価額が下落した場合、難平や塩漬けするとさらに下落が続いて損害が拡大する…
7キロバイト (754 語) - 2023年8月16日 (水) 02:23

 

1. 歴史に裏打ちされた経験

1936年に貧しい農家の末っ子として兵庫県に生まれた彼は、ペットショップでの勤務を経て、証券会社の役員と出会い株式投資の道へ進みました。
そして19歳という若さで投資活動を開始します。
以来、68年以上にわたり一貫して株式と向き合ってきました。
彼が体験してきた経済の動揺は、バブル崩壊、ブラックマンデー、リーマンショック、東京大震災、コロナショックなど、数多くの危機にわたります。
これらの危機を耐え抜き、今では資産が20億円以上に跳ね上がり、日々6億円以上を売買するデイトレーダーとして活躍しています。
彼の成功の要因は「非常識」を選ぶことにあります。
多くの成功者は教科書通りの手法を重んじますが、彼は独自の戦略を貫き、時には世間の常識に疑問を投げかけながら、一歩引いて冷静に状況を観察してきたといいます。
株価が下がったとき、一般的には「損切り」が推奨されますが、彼はそれに対して異を唱え、状況次第では損切りを行わない選択を大胆に行うのです。
逆に、利益が上がると判断すれば、高めに設定した価格で売却することもあります。
損を恐れず、自らの信念を持ち続けた彼の姿勢こそが、非常識であると同時に彼の成功を支えているのです。

2. 損切りを考えない理由

多くの投資家にとって損切りはリスク管理の基本です。しかし、この記事のデイトレーダーは「損切り」という概念を再評価しています。彼は、損切りを特に重視せず、その代わりに将来性があると信じた銘柄を長期間にわたって保有します。

損切りのルールを設けない理由はシンプルです。「この株は将来上がるだろう」という確信があるからです。もちろん、すべての銘柄が成功するわけではありません。含み損を抱えることもあります。しかし、それでも売らない理由は、十分な資産があるためです。評価損が膨らんでも、自分の投資戦略を信じ続ける力があります。

また、損切りを考えないことには資金面での条件も整っている必要があります。資産が豊富にあるからこそ、リスクを受け入れて含み損を抱えることができるのです。もし資金に余裕がない場合、損切りをしないことで投資の機会を逃す可能性もあります。資産の余裕があるからこそ、柔軟な戦略が可能になるのです。

さらに、損出しも利用しています。年中に利益が出過ぎた場合、損出しによって税金対策を施すことができます。これにより、利益を上げつつも税金負担を軽減することができるのです。

このように、損切りを敢えて考えない投資戦略は、彼の独自の投資スタイルとして成立しており、その結果、じっくりと将来を見据えた投資を行っています。この非常識ともいえるスタイルこそが、彼を成功に導いている要因なのです。

3. 投資スタイルの柔軟性

デイトレーダーとして成功するためには、投資スタイルの柔軟性が非常に重要です。
一貫したルールを持っていることは大事ですが、それに過度に縛られることなく、市場の動きに対応できる柔軟さを持つことが必要です。
多くの投資家は、損切りの重要性を強調しますが、成功するための方法は一つではありません。
例えば、あるデイトレーダーは、上がると信じる銘柄は保有し続け、損出しを活用して税金対策を考えるなど、常識に囚われない選択をして成功を収めています。
この柔軟な投資スタイルは、市場の変動に柔軟に対応できる人にとって非常に有効です。

4. 投資の楽しさと挑戦

デイトレードの世界に足を踏み入れる理由は人それぞれ違いますが、あるトレーダーの「お金を増やすことよりも楽しさを重視する」という考え方は、多くの人にとって新鮮かもしれません。このトレーダーは毎朝2時に起き、相場に挑むことで、新しい1日のスタートを切ります。まるで冒険に出掛けるかのような情熱を持ちながら、毎日新たな刺激を求めています。

朝早く起きること自体が挑戦だと感じる方も多いでしょう。しかし、このトレーダーにとっては、その時間帯こそが最も頭が冴えわたる瞬間であり、マーケットの動向を鋭く見極めるための最良の時間です。彼はデイトレードを「究極の脳トレ」として実践しており、ボケる暇などまったくないと語ります。このように投資を自身の楽しみや挑戦と捉える姿勢が、彼の成功の秘密の一つなのかもしれません。

単に利益を追求するのではなく、自分自身の成長を楽しむことを優先する彼の方法は、多くの人に新たな気づきを与えてくれることでしょう。投資はリスクを伴いますが、そのリスク自体も楽しみと捉え、挑戦し続ける姿勢は、他の分野でも応用できる価値ある考え方です。

5. まとめ

デイトレードの世界で勝ち続けるためには、常識を疑い、非常識な選択をすることが重要です。
特に、「損切り」についての考え方がそれを象徴しています。
投資家の間で常識とされる損切りルールに従わず、個人のスタイルを貫くことは勇気が必要ですが、成功者は独自の視点を持ち、自分自身のルールに基づいて行動しています。
例えば、株が下がると予測できない限り売らない、または上がっていてもまだ上がると判断すれば持ち続けるという姿勢がその一例です。
含み損を抱えている銘柄を保有するのも、自分の資産に対する信頼や、将来の見通しに基づいているからです。
また、税金対策として損出しを活用するなど、投資スタイルは一様ではありません。
最も大切なことは、他人の成功法則に囚われず、自分の投資哲学を持つこと。
同じ方法で戦い続けても、他者と同じ結果に終わるでしょう。
時代の流れに合わせて柔軟に対応しつつ、自分の信念を持ち続けることが、長期にわたって資産を増やし続ける秘訣であるといえます。
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